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MATH数学科

高校受験の数学で高得点を取るかどうかは・・・
『小学校の算数をどう学んだか?』で決まるのです!!

千葉県公立高校の入試問題は高得点を取りづらい?
 ここ数年、千葉県公立高校の入試問題で高得点(85点以上)を取る受験生が約5%というデータがあります。多くの受験生にとって公立校の問題であっても数学は高得点を取ることが難しいといえる結果です。

高得点を取りづらいのはなぜ?
 それは、最近よく見かける『その場で考える問題』が出題されていることが原因です。この問題の特徴は、中学校3年間で習うどの単元にも属さず、ほとんど受験生にとって『初めて見る問題』ということです。学校や塾で繰り返し練習する問題ではなく、受験の当日に初めて出会う問題にどう対応する力が今の受験生には求められているのです。

初見の問題を解く鍵は『算数』
 しかも、それらの問題を解く上で使うスキルのほとんどが、小学校で習う『算数』なのです。だとすると、小学校時代に算数をどうやって学んだか?は、これからの高校受験にとってとても重要だといえます。

『算数』をどう学ぶか?
 もし、算数の勉強を「やり方」、「解き方」を覚えることと捉えている場合、おそらく高校受験では問題を解く糸口として算数が使われていることには気づけないでしょう。しかし、小学生のうちは一応問題を解けるので、親や本人は将来高校受験で「算数」が原因で苦戦することは予想すら出来ません。とりあえず目の前の問題を解くための「解法」ばかりをいくらマスターしても、結局それを必要な時に使いこなせなければ意味がないのです。

『算数』にどのように向き合えばいいのでしょうか?
 小学生にとって算数を学ぶ際に最も大切なことは、「『試行錯誤』して答えを探そうとする姿勢」を身につけることに他なりません。よく分からない問題に出会った時、「とりあえず調べてみようかな・・・」と手を動かして考える子か、解き方が見えるまで動き出せない子なのか?その原点は、小学校5年以降どのように算数を教わってきたか?で決まるのです。

最大のポイントは「誰に」教わるか?
 小学生に『試行錯誤』をさせながら気づきや発見とともに学習を進めるために最も大切なことは・・・・
それは、そのような授業を行うことが出来る教師の力量です。
ただ、解き方を教えるのであれば、授業力のない学生でも授業が出来ます。ですから多くの教育の現場では、「解いてみせる」だけの授業が氾濫しているのです。小学校では教師を選ぶことは出来ません。しかし小学校以外の学習の場で、わが子が算数をどのように学んでいるのか?将来高校受験で役に立つスキルを身につけているのか? そして、それらを子どもたちに伝えようとしている「教師」に教わっているのか?に注目することはとても重要なことなのです。